はなふくびくうしゅよう

鼻副鼻腔腫瘍

最終更新日:
2018年09月14日
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2018/09/14
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概要

鼻副鼻腔腫瘍とは、鼻や副鼻腔に発生する腫瘍(しゅよう)のことを指します。副鼻腔は、鼻腔(鼻のなかの空気の通り道)周辺の骨に囲まれた空洞の空間です。

副鼻腔に生じる腫瘍は、良性と悪性に分類されます。悪性腫瘍のなかでは、副鼻腔のなかの上顎洞(じょうがくどう)と呼ばれる部分に生じる上顎洞がんが多いと言われています。

腫瘍ができることから、空気の通り道が阻害され鼻詰まりなどの症状が現れることがあります。また、鼻の周囲を圧迫することから顔面や歯に痛みを感じる場合もあります。

 

原因

鼻副鼻腔腫瘍とは、鼻や副鼻腔に発生する腫瘍(しゅよう)のことを指します。副鼻腔は、鼻腔(鼻のなかの空気の通り道)周辺の骨に囲まれた空洞の空間です。

副鼻腔に生じる腫瘍は、良性と悪性に分類されます。悪性腫瘍のなかでは、副鼻腔のなかの上顎洞(じょうがくどう)と呼ばれる部分に生じる上顎洞がんが多いと言われています。

腫瘍ができることから、空気の通り道が阻害され鼻詰まりなどの症状が現れることがあります。また、鼻の周囲を圧迫することから顔面や歯に痛みを感じる場合もあります。

症状

腫瘍ができることによって空気の通り道が阻害され、鼻詰まりのような症状が現れることがあります。また、腫瘍から出血し鼻血がでることもあります。そのほかにも、悪臭を伴う鼻水がでることがあります。

さらに、腫瘍が周囲の構造物を圧迫することから、歯の痛みや顔面の圧迫感・痛みが出ることがあります。

また、眼球が圧迫されることから眼球突出や複視(ものが二重に見えること)、脳に病変が浸潤(しんじゅん)(広がること)して神経症状が現れることもあります。脳への浸潤がきっかけで、中枢神経系への感染症を発症することもあります。

検査・診断

鼻副鼻腔腫瘍の診断では、病変部位を確認するために前鼻鏡検査や鼻咽喉ファイバースコープ検査が行われます。

また、腫瘍性病変を直接的に観察することで、腫瘍に特徴的な変化を確認します。さらに病変部位から組織を一部採取し、顕微鏡で調べる病理検査も行われます。

その他にも、腫瘍の性質や周囲臓器への進展状況などを詳細に評価するため、さまざまな画像検査が行われます。具体的には、レントゲン写真やCT検査、MRI検査、血管造影、PETCT検査などを挙げることができます。

治療

鼻副鼻腔腫瘍では、原因の病気や悪性度、全身状態や年齢などを加味して治療方針が決定されます。

良性腫瘍では手術による摘出術が行われ、悪性腫瘍では手術・放射線・化学療法を組み合わせた治療方針が基本となります。

悪性腫瘍に対する治療では、眼球や口腔、脳など近傍に存在する重要な組織に機能障害が起こらないよう注意が必要です。そのため、放射線や化学療法をうまく組み合わせながら腫瘍の大きさをコントロールしつつ、外科的な摘出を試みることがあります。

鼻副鼻腔腫瘍による症状は、初期の段階では鼻炎と考えてしまうこともあります。しかし、なかには悪性腫瘍が原因という可能性もあるため、気になる症状がある際には早期に医療機関を受診することが大切です。

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