検査・診断
診断には後鼻鏡や内視鏡などによって鼻咽腔に腫瘍の存在を確認する必要があります。
見た目は赤みを帯びた腫瘤(こぶ)として観察され、発症年齢や性別などから鼻咽腔血管線維腫が疑われます。一般的には、腫瘍の種類を見極めるために腫瘍組織の一部を病理検査し、確定診断をおこないます。
また、鼻咽腔血管線維腫はさまざまな方向へ伸展するため、病変の広がりを確認するために、CT検査やMRI検査が行われます。
さらに、腫瘍への血流を確保している栄養血管を特定するために造影剤を用いた血管撮影が行われることがあります。ただしこの検査は、カテーテル治療で腫瘍に栄養を送る血管への塞栓療法が予定される場合には術前に行われます。
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