症状
鼻咽腔血管線維腫は、発生する場所や周辺組織への進展の程度によって症状が大きく異なります。
鼻咽腔の周辺には副鼻腔や頭蓋骨、鼻腔などさまざまな重要構造があり、この重要な構造に進展して大きくなると非常に重篤な症状を引き起こすこともあります。
一般的な症状としては、鼻づまりや鼻血、鼻漏などの症状があり、これらは初期の頃からみられます。一方、腫瘍が耳管などに進展すると難聴を生じ、顔面骨や頭蓋骨を破壊しながら大きくなると、頬の腫れをはじめとした顔面の変形、眼球突出、視力低下などさまざまな症状が現れます。
10~20%で頭蓋底を通して頭蓋内に進展するといわれており、この場合にはさまざまな神経症状がみられるようになります。
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