国立循環器病研究センター病院 移植医療部 部長・臨床栄養部長(併任)
子どもの頃に、和田心臓移植(1968年に和田寿郎教授が主宰する札幌医科大学胸部外科チームによって行われた心臓移植)を知り、死体臓器提供の難しさを感じたことがきっかけとなり、医学部へと進学。小児心臓外科の研修中に、どんなに良い手術や治療をしても助からない子どもがいることを知る。同じ頃、米国のBailey教授がヒヒからの異種心臓移植に続き、ヒトからヒトへの新生児心臓移植を成功させたことを知り、今患者さんを助けるためには心臓移植を行えるようにしなければならないと決意。
\nその後、大阪大学での心臓移植実施の準備を行い、1991年にロマリンダ大学に留学しBailey教授の指導を仰ぐ。1999年2月に心臓移植再開例で心臓の摘出を担当し、改めて臓器提供者(ドナー)に対する敬意を深めるとともに、現在もドナーに敬意を払えるような移植医療体制をつくることに尽力している。
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1982年
大阪大学医学部医学科
卒業
1983年
医療法人川崎病院
外科医員
1985年
大阪市立小児保健センター
心臓外科医員
1987年
大阪大学医学部
研究生(第一外科教室)
1988年
大阪大学医学部附属病院
医員(手術部)
1991年
米国ロマリンダ大学
外科研究員・クリニカルフェロー
1994年
大阪大学助手
医学部(第一外科講座)
1999年
大阪大学大学院医学系
研究科助手(組織再生医学講座)
2004年
大阪大学大学院医学系
研究科講師(組織再生医学講座)
2005年
大阪大学大学院医学系
研究科講師(外科学講座:改名)
2005年
大阪大学医学部附属病院
移植医療部副部長
2006年
大阪大学大学院医学系研究科
准教授(薬理学分子医薬学分野)
2007年
大阪大学医学部附属病院
心臓血管外科・移植医療部病院教授
2011年
大阪大学大学院医学系研究科
重症臓器不全治療学寄附講座教授
2014年
大阪大学医学部付属病院
未来医療開発部特任教授
2015年
国立循環器病研究センター
移植医療部部長
松田暉監修 福嶌教偉編福嶌教偉。レシピエント移植コーディネーターマニュアル。日本医学館
福嶌教偉。心臓移植者の管理。循環器研修ノート 初版 永井良三監修 診断と治療社2010
福嶌教偉。小児心臓移植。臨床発達心臓病学。2011
松田暉監修 福嶌教偉・布田伸一編。心臓移植。シュプリンガー・ジャパン。2011
浅野武秀監修 福嶌教偉・剣持敬・松野直徒 編集。マージナルドナー。丸善出版。2011: 1 -6
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