大歳 健太郎 おおとし けんたろう 先生

患者様各々に設定する治療内容や食事運動療法が受け入れられること、継続可能であること、すなわちストレスを感じないことを目指しています。

治療方針について
血糖が上昇する背景、病態は患者様それぞれ異なります。血糖を下げるインスリンというホルモンの分泌が遅い方、減っている方、効きがよくない方、それらの併存している方など様々です。それらを検索したうえでご自身に効果の期待できる治療法をいくつか提案し、選んでいただく。すなわち治療方針決定に参加していただくことを重要と考えております。また当院ではおよそ10人に1人の患者様は食事運動療法のみにて加療中です。

食事運動療法について
「食べる楽しみ」を重視しております。「糖尿病は生活習慣が悪いために発症してしまったために反省しよう」という視点ではみておりません。むしろ体質的に糖尿病に至る方が多い印象を日常の診療で感じています。生活、性格、職業、最近ではテレワークの頻度なども加味しながらご自身が継続可能で血糖コントロールとしても許容できる「落としどころ」を探ることだと考えております。
　そのために当院では現職の大学教授や基幹病院に在籍中の管理栄養士との個別面談も行っております。
　
糖尿病教室（コロナにて現在休止中）
　糖尿病は患者様ご自身が良き患者たれ、良き看護師たれ、良き主治医たれ、さらには良き科学者たれ！といわれることがあります。治療法、合併症、普段注意すべきこと、最新の話題等を糖尿病教室にて提供しております（無料）。講演内容もさることながら、同じ目線をもっておられる参加者と同席していただくことによってモチベーション向上や肩の力が抜けるなどの声も多く頂いております。

かかりつけ医として
悪性疾患の早期発見を強く意識しています。糖尿病の合併症とともに全身の検索状況を患者様それぞれで管理把握し、適宜望ましい検査をおすすめしています。

病診連携
紹介が必要と思われる際は患者様それぞれに適した医療機関にご紹介しております。