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患者さんの人生の限られたターニングポイントに携わる産婦人科医として、患者さんをよりよい方向に導きたい

DOCTOR’S
STORIES

患者さんの人生の限られたターニングポイントに携わる産婦人科医として、患者さんをよりよい方向に導きたい

腹腔鏡下手術を専門とする医師として常に自分自身とチームの修練に努める明石 祐史先生のストーリー

札幌白石産科婦人科病院 産婦人科 院長
明石 祐史 先生

幼い頃から医師を志す

医師を目指したきっかけは、祖父も父も産婦人科医であったことです。物心ついた頃には父が札幌白石産科婦人科病院を開業していて、幼い私は父に連れられて時々病院を訪れていました。そのときに目にした、赤ちゃんが元気に泣いている光景や医療現場で働くスタッフの様子をよく記憶しています。それらに影響を受けたのでしょうか。徐々に医師になることを考え始め、小学生の卒業文集に“医師になる”と書いて、将来の夢にしていました。

産婦人科医の道へ——患者さんを直接的に救いたい

診療科の選択をする際に、救急医療をやりたいとはじめは考えていましたが、どこかで祖父や父が産婦人科医であるということが引っ掛かっていたのでしょう。救急医療にも産婦人科にも進めるようにと麻酔科を選択しました。麻酔科で3年間勤務するうちに、“手術などで患者さんを直接治療したい”という気持ちが芽生えてきて、最終的に産婦人科に進む決断をしたのです。

恩師と出会い、腹腔鏡下手術を専門とする産婦人科医として歩み始める

産婦人科で経験を積むなかで、婦人科の良性腫瘍(りょうせいしゅよう)に対する腹腔鏡下手術(ふくくうきょうかしゅじゅつ)に興味を持つようになりました。私が産婦人科医として勤務し始めた当時は、腹腔鏡下手術は今ほど盛んではなくて、少しずつ知られるようになってきたという状況でしたし、手術自体が今とは違い腹腔鏡下手術と開腹手術のハイブリッド手術が主流でした。しかし、私は手術全てが腹腔鏡で完結する腹腔鏡下手術で患者さんの体の負担を軽減したいと思い、とにかく腹腔鏡下手術に関するいろいろな学会や講演会に頻繁に参加して、勉強に勤しんでいました。

そんななか、婦人科の良性腫瘍を腹腔鏡下手術のみでやろうとされている大阪中央病院に勤務する松本(まつもと) (たかし)先生に出会い、師事することを決めました。松本先生の下で腹腔鏡下手術の手技や取り組み方を学んでいなければ、今の自分はいなかっただろうと思います。

「1つミスがあったらその中には10のミスが隠れている」という松本先生にいただいた言葉に基づき、手術が滞りなく終了したとしても自分の中で細かなミスタッチというものがあった場合には、必ず手術の録画を見ながらフィードバックするようにしています。そういったひとつひとつの積み重ねが、安全な手術の提供につながると確信しています。

治療によって患者さんをよりよい方向に導きたい

産婦人科で治療するということは、人生の中で限られたターニングポイントのひとつになると思います。たとえば、妊娠が難しいとされていた方が、婦人科で良性腫瘍を治療したことがきっかけで妊娠につながることもありますし、痛みで社会生活を送ることが困難であった方が、治療によって痛みを軽減でき、社会復帰に向かっていくこともあります。このように、治療によって患者さんをよい方向に導くお手伝いすることができたときには喜びを感じるとともに、日々の原動力にもなっています。

情報共有とフィードバックを繰り返しながらチームで医療に取り組む

当院では、医師・看護師によるチーム医療を重視し、腹腔鏡下手術に臨んでいます。手術の方法や病気そのものに関する知識について院内で勉強会を行うだけでなく、チーム内でそれらの情報をしっかりと共有をすることが大事であると考えています。

勉強して知識を蓄え、それらをもとに経験を積んだうえで、次に生かすために全ての工程で間違いがなかったかをフィードバックし、チーム全員で共有していく。これを繰り返しながらすり合わせを行い、統一見解をつくることで、治療指針や考え方がチーム内でぶれないようにしています。加えて、各々が自分のウィークポイントを探して、克服していくことによって、さらにチーム医療が強化されていると感じています。

患者さんの人生を豊かにするために努力を惜しまない

私たちの助けが必要で病院に来ていただく方がいるのであれば、病院に来る前よりも少しでもよい状態にしなければならないと考えています。そのためには、日々の努力が欠かせません。手術や普段の診療などをやったままにしてしまうと、本当に何となく時間が過ぎ去ってしまいます。ですから、手術などが終わったら、終わったことに対して本当にそれでよかったのか、何か改善すべき点はないかを日々チェックするよう心がけています。たとえば、腹腔鏡下手術の動画を見直したり、体の動きで気になった箇所があれば病院や自宅で手技のトレーニングをしたりして、振り返りを怠らず努力を重ねています。

加えて、私も40歳代半ばに差しかかりましたので、体力が落ちないようにトレーニングを欠かさず行っています。体幹を鍛え、体力が落ちないようにすることで手術中の集中力の維持に努めています。

これらの努力全てが患者さんの望む生き方を医療で実現する一助になると信じ、これからも励んでまいります。

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