いつでも安心して受けられる医療の提供を目指して

DOCTOR’S
STORIES

いつでも安心して受けられる医療の提供を目指して

医師として大切にしていることは? ―吉川 雄一郎先生のストーリー

埼玉県立循環器・呼吸器病センター 脳神経センター長/脳神経外科科長/脳卒中センター長
吉川 雄一郎 先生

迅速な判断や対応が求められる脳神経外科医

気付いた頃には医師になると決めていました。理由は覚えていません。脳神経外科を選択したのは、急患対応や緊急手術といった急性期治療が自分の気質に合っていると直感したからです。今もその選択は間違っていなかったと思います。加えて、自分には尋常ならざる体力があります。これは自慢です(笑)。脳神経外科では、手術が夜中を超えるような長時間になることもしばしばありますし、急患手術も昼夜を問わず行われます。そのため、体力は適切な医療を提供できる資本だと思っています。“24時間体制で命を守る”という医師の仕事を全うする日々は自分の性分に非常に合っていると感じます。

九州大学から埼玉医科大学国際医療センターへ ~大きな転機~

医師となった当初から脳血管障害の手術を専門とする脳血管外科医を目指したいと考えていましたが、九州大学在籍時は、脳血管障害だけでなく、脳腫瘍(のうしゅよう)や頭蓋底手術、小児脳神経外科手術などさまざまな手術を経験しました。12年間の九州大学在籍時にお世話になった教授(佐々木 富男(ささき とみお)先生)は、患者さんを助けるためには妥協を一切許さない方でした。非常に難しい症例ばかりが集まってきていましたが、最後まで絶対に治療を諦めずに万難を排して手術に取り組まれていました。一番の指導医であり、今でも医師として心を支えてくれる大きな存在です。

教授の退官がきっかけだったと思いますが、埼玉医科大学国際医療センターの教授から声をかけていただきました。動脈瘤(どうみゃくりゅう)治療に関して積極的に取り組んでいることで知られる埼玉医科大学国際医療センターで研鑽したいと、二つ返事で埼玉へ転居しました。

今振り返ると、この決心が脳神経外科医として飛躍できた大きな転機だったと思います。

常にコンディションを整えて治療に臨むことが大切

医師として大切にしていることは、常に体調を整えておくことです。精神の安定もその1つだと思います。そのためには、しっかり食べて、よく寝ること。感情を上手にコントロールして、いつも機嫌のよい状態でいること。常によいコンディションで治療に臨めるように、休日はリフレッシュして過ごすことを心がけています。

若い時とは違い、多くの技術が身についた今は、その維持とさらなる質の向上を目指して毎日努力をしています。

安心して治療を任せてもらえる医師であるために

医療を提供する立場としては、関わる多くの方に安心していただくことがとても重要だと考えています。そのために、患者さんやご家族との対話をもっとも大切にしています。一方的な説明だけにとどまらず、言葉や感情をキャッチボールする気持ちで、多くの患者さんの気持ちや背景を掴みたいと考えています。

病院というところは皆さん病気を抱えたもっとも不安な状態で来られる場所です。どのような状況であっても、“この脳神経センターで治療を受けてよかった”と思ってもらえるよう、適切な医療を安心な状況で提供することが自分の勤めだと考えています。

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