頭痛と認知症の専門家として、患者さんの幸せな人生をサポート

医師を志したきっかけ

高校時代、一時は勉強に熱が入らなくなるほどクラシック音楽に没頭していました。そんなあるとき、大学の医学部の見学をする機会があり、病院で働く医師の方々と直接お会いする機会に恵まれました。病院で働く医師の方たちがいろいろな患者さんたちに感謝されている姿を目の当たりにし、医師に対する憧れを抱くようになりました。また、同時期に家族が病気を患い、その治療をしてくれたという感謝の思いも医師への憧れを強くし、医師になる決意を固め、岩手医科大学医学部に合格、医師への道を歩み始めました。

脳神経内科を専門にした理由

大学時代から脳神経内科を専門とする志を持ちました。急変する病態よりも、細部を綿密に診察して治療していくことに喜びを感じ、もの忘れ診療を専門とする医師として生きていくことを決意しました。
脳神経内科は精神科や神経科、または心療内科と混同されることも多いのですが、脳神経内科は脳・神経系の異常から起こる病気の原因を探求していく診療科です。脳・神経系の異常は、頭痛・首の痛み・めまい・しびれ・ふるえ・動作が遅くなってきた・眠れない、内臓不具合など、さまざまな症状となって現れるのですが、これらは「年のせいだから」「精神的なものだろう」と諦めている方も多いのではないでしょうか。こういった見過ごされてしまう徴候から脳神経内科の専門家として原因を探求し、患者さんの課題を解決していく診療にやりがいと魅力を感じています。

札幌いそべ頭痛・もの忘れクリニックの理念

当クリニックは、“頭痛・もの忘れ”をクリニック名とする脳神経内科クリニックです。しかし、頭痛や認知症といった病気中心の受動的医療ではなく、幸せな人生の実現を目指す主体的医療を提供することを目的としています。
クリニックの診療理念は「人を治すのは人」であって「薬に頼らない」という理念の元、健康増進を目指しています。診療においては患者さんの人生の目標を理解し、健康な生活をサポートする診療スタイルを取り入れています。必要な薬は適切に使用しますが、脳の状態だけでなく、全身の健康状態を診察したうえで方針を定めます。また、クリニックでは「上質の追求」を掲げています。健康寿命を大切にし、亡くなる直前まで心身共に元気でいること、それに真摯に向き合った治療をしていきたいと考えています。
また、患者さんと接点を持つクリニックのスタッフの幸福度、社会貢献度なども大切にし、その結果として、地域に住む患者さんたちに対して長期的に価値を提供し続けていくことを大切にしていきたいと考えています。医師とスタッフたち、医師と患者さんたち、スタッフと患者さんたち、それぞれと強固な信頼関係を構築することで、関わる方全員が幸せになれるような、そんなクリニックでありたいと思っています。
頭痛と認知症の専門家として、患者さんのよりよい人生をサポートするために日々努力を続けています。患者さんお一人おひとりに寄り添い、適切な治療を提供することで、地域医療に貢献していきます。