監修:岡山済生会総合病院 山村昌弘先生
提供:ノバルティス ファーマ株式会社
体軸性脊椎関節炎とは腰や背中といった体軸関節や付着部(筋肉が骨に付着している部分)などに炎症が起きる疾患群の総称で、強直性脊椎炎とX線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎に大別されます。
脊椎や四肢、股関節など、痛みが出る部位や強直する(関節が固まる)部位、また、その進行速度は人により異なります。
一度、関節が強直してからでは薬物療法では元には戻らないため、早期から進行抑制をしていくことが大事です。
*1 出典:難病情報センターHP
*2 出典:日本脊椎関節炎学会『脊椎関節炎診療の手引き2020』診断と治療社, 2020年
体軸性脊椎関節炎(強直性脊椎炎/X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎)とは?
腰痛が長引くことに加え、動くとラクになる、夜間に痛みが強くなるなどの特徴がある場合、“強直性脊椎炎”や“X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎”の可能性を考えてみてもよいかもしれません。まずは病気の特徴を知り、自分に当てはまるかどうか考えてみましょう。
体軸性脊椎関節炎(強直性脊椎炎/X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎)の検査と治療
“強直性脊椎炎”や“X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎”の診断には、専門の診療科での検査が欠かせません。また、時間が経つほど悪化するため、早期に治療を開始することも大切です。事前に検査方法や治療方法を知っておくことでスムーズな受診が可能になるでしょう。
体軸性脊椎関節炎(強直性脊椎炎/X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎)の関節以外に現れる症状とは
体軸性脊椎関節炎(強直性脊椎炎/X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎)の症状は、関節の痛みやこわばりだけとは限りません。一見関係ないような場所の症状も見逃さず、医師に伝えることが大切です。では、関節以外の症状や合併症には具体的にどのようなものがあるのでしょうか?