原因
くも状血管腫が生じるはっきりとした原因は分かっていません。
しかし、くも状血管腫はしばしば皮膚の薄い人にみられるほか、肝硬変などの肝障害を発症している人や経口避妊薬を内服中の人、妊娠中の人では多発することがあります。肝臓は女性ホルモンを代謝(分解)する働きがあるため、肝臓機能が障害されると血液中の女性ホルモン濃度が高くなるといわれています。そのため、くも状血管腫の発生には女性ホルモンの1つである“エストロゲン”の上昇が関連しているとも考えられています。
一方、子どもや健康な成人でもくも状血管腫がみられることがありますが、この場合の原因については分かっていません。
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