症状
くも状血管腫では、赤く盛り上がった1〜3mm程度の皮疹が現れ、これを中心に毛細血管が放射状に広がる様子がみられます。皮疹の中央部は動脈のため、触れると拍動を感じることもあります。なお、皮疹は特に顔や首など上半身にできやすいことも特徴です。
皮疹は子どもや健康な成人の場合には1個〜少数で、肝硬変を発症している人や経口避妊薬を内服中の人、妊娠中の人では数多くみられることがあります。さらに、肝硬変や妊娠に伴ってくも状血管腫を認める場合には、手のひらが赤くなる“手掌紅斑”を合併することもあります。
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