原因
アナフィラクトイド紫斑は、皮膚や腎臓などの血管を中心にIgA抗体と呼ばれる抗体が沈着し、炎症が惹起されることを原因として発症します。
こうした異常な免疫反応が引き起こされる原因として、さまざまなものが推定されています。たとえば、細菌(溶血性連鎖球菌など)やウイルス(水痘帯状疱疹ウイルスやヒトパルボウイルスなど)、リケッチアなどといった病原体に対しての感染症を例に挙げることができます。
そのほか、薬剤や妊娠、悪性腫瘍などと関連してアナフィラクトイド紫斑が引き起こされることもあります。
アナフィラクトイド紫斑は小児、成人いずれにも発症しますが、小児の場合は多くが上気道感染症に続発します。成人の場合には、原因を特定できないことも多いです。
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