検査・診断
問診
肝膿瘍による発熱、右脇腹の痛みなどの症状の有無、経過に加えて、腸管アメーバ症の症状である粘血便や下痢、しぶり腹の有無についても確認します。また、海外渡航歴についてもチェックします。
腹部超音波検査・CT検査
膿瘍の存在、また膿瘍の場所について、より詳細に確認します。
肝膿瘍の穿刺
右脇腹から針で肝膿瘍を刺して内容物を採取する検査です。内容物の中に赤痢アメーバがいるかどうかを顕微鏡で調べます。検出率は50%前後ですが、アメーバ性肝膿瘍の内容物は無臭でアンチョビペースト状、あるいはチョコレート状と表現されることがあるため、診断にあたっての参考となります。
血液検査
血液検査で血清アメーバ抗体を調べます。アメ−バ性肝膿瘍での血清アメ−バ抗体の陽性率は95%以上と報告されています。
医師の方へ
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