治療
エドワーズ症候群という“体質”を根本的に変えることはできませんが、その子にある症状や状態にあった治療が検討されます。かつて、1年生存率が約10%という時代もありましたが、近年、人工呼吸管理、先天性心疾患、食道閉鎖などに関する治療効果のエビデンスが複数の施設から示され、人工呼吸管理を含む新生児集中治療や症状に応じた外科的手術を受けた例で、生存率の改善が報告されています。とはいえ、エドワーズ症候群がある子の生命・生活に関して、将来的にたどるであろう経過は、必ずしも良好とはいえません。担当医をはじめとする医療チームは、包括的な健康管理、療育、心理社会的支援について、さまざまな福祉資源、地域医療連携も活用しながら、その子、その家族によりよいと考えられる医療と生活の実現を目指し、家族を中心とした話し合いを通じて個別的な対応を心がけています。
医師の方へ
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