症状
カサバッハ・メリット現象では、出生時もしくは乳幼児期から血管腫がみられます。血管腫は手足や頭頸部、体幹のほか、内臓にみられることもあります。このような血管腫は、今まであったものが急激に硬くなって赤紫色に変色したり、周りの皮膚に内出血を起こしたりすることがあります。
さらに、血管腫が存在することで体内の血液凝固因子や血小板が消費されます。そのため、出血しやすくなって皮膚に紫斑が発生したり、体内の至るところで血液の塊(血栓)が発生し、血管に詰まる播種性血管内凝固症候群(DIC)などの重篤な合併症が起こったりすることもあります。
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