症状
カポジ水痘様発疹症の特徴的な症状は、顔面や体幹に急速に広がる発疹です。発疹は通常のヘルペスと比較すると、より広範囲に広がりやすい傾向があります。また、中央にへこみのある小さな水ぶくれ(小水疱)のような形をしており、ただれて痛みが生じることも多く、患部に細菌感染が合併すると、伝染性膿痂疹(とびひ)との見分けがつきにくくなることもあります。
発疹のほか、リンパ節の腫れや38℃以上の高熱などもみられます。また、重症化すると脳炎*を引き起こすこともあります。
*脳炎:ウイルスや細菌、真菌などの病原体が脳に感染したり、免疫が脳内で自分の細胞を攻撃したりすることによって、脳に炎症が引き起こされる病気。頭痛や発熱のほか、意識障害やけいれん、麻痺が起こることもある。
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