治療
ケロイドの治療方法は、できた部位や大きさなどによって大きく異なりますが、手術で物理的にケロイドを切除する方法と手術をしない方法に分けられます。
手術をしない方法としては、抗アレルギー薬の一種である“トラニラスト”や漢方薬である“柴苓湯”の内服、炎症を抑えるステロイドの塗り薬・貼り薬・注射などの薬物療法、ケロイドの血流を抑制して増殖を予防する圧迫や固定療法、過剰に増殖した血管を破壊してコラーゲンを分解させる効果のあるレーザー療法が挙げられます。
一方、手術をする場合は大きさや部位によって局所麻酔で行うか全身麻酔で行うか決定されます。しかし、ケロイドは手術で切除したとしても再発するケースも少なくありません。そのため、手術後に新たな血管が傷口で作られてケロイドを形成するのを予防するため放射線治療を行うこともあります。
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