けろいど

ケロイド

最終更新日
2018年08月09日
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2018/08/09
掲載しました。

概要

ケロイドとは、にきびやけど外傷(けが)などにより皮膚に傷がつくことが原因で、その部分が赤く盛り上がった状態を指します。

ケロイドにより起こる皮膚の変化は、傷の部分に留まらずその部分を超えて生じます。

発症・悪化をしやすい要因があるといわれており、たとえば、女性ホルモンや男性ホルモンが多く分泌されている方、高血圧の方、20~30歳代の方などでケロイドを発症したり、悪化したりする可能性が高いといわれています。

原因

ケロイドは、表皮と皮下脂肪の間にある真皮(しんぴ)と呼ばれる部分に炎症が生じている状態です。

皮膚に傷がついた場合、炎症が一過性に引き起こされて傷口が治ります。しかし、ケロイドを生じると炎症が持続し、皮膚に盛り上がりができます。

ケロイドは、以下のようなさまざまな状況で引き起こされる可能性があります。

そのほかにも、帝王切開などの手術痕や予防注射などが原因となることもあります。

症状

ケロイドでは、皮膚の痛みや赤み、かゆみなどの症状が生じます。皮膚がひきつれた感覚を覚えることもあります。

また、もとの傷口を超えて皮膚変化が広がります。皮膚変化の範囲が広範になることで、場所によっては腕が上がらないなどの機能障害が生じることもあります。

また、ケロイドの皮膚変化は外見から見ても分かる変化であるため、整容的な観点から気になってしまい、心理的な苦痛を引き起こすこともあります。

検査・診断

ケロイドは、皮膚に生じている見た目の変化をもとに診断がおこなわれます。ケロイドに類似した症状がみられる病気として、肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)が挙げられます。

肥厚性瘢痕とケロイドの異なる部分は、ケロイドでは傷口部分を超えて皮膚の変化が起こりますが、肥厚性瘢痕は傷の部分だけに炎症がとどまります。

両者は、病理組織学的に類似するものであるため、ケロイドの診断では、皮膚症状をしっかりと観察することが重要といえます。

治療

ケロイドの治療方法は、大きく分けて保存療法と手術療法の2つに分けることができます。

保存療法

保存療法としては、

  • 外用療法(ステロイドや保湿剤)
  • 局所ステロイド注入療法
  • 内服薬(抗ヒスタミン薬によるかゆみ抑制など)
  • 圧迫療法(テープやシリコーンシートの使用)

などが挙げられます。

また、レーザーや放射線の使用が検討されることもあります。そのほか、メイクにより傷口を目立たなくしたり、カウンセリングをすることで心の負担を軽くしたりすることもあります。

手術療法

保存療法が奏功しない場合や、早期に治癒が期待される場合などでは、手術療法が選択されることがあります。

手術を行うことでケロイドが再発することを抑制するため、放射線を利用したり、特殊な縫い方をおこなったりすることもあります。

ケロイドは症状に合わせた治療方法を選択することが可能です。放置することで症状が重篤化してしまうこともあるため、早めに医療機関を受診することが大切です。

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