ごーはむびょう

ゴーハム病

同義語
ゴーハム・スタウト症候群,大量骨溶解症
監修:

症状

ゴーハム病の特徴的な症状は、皮質骨(骨の外側の硬い部分)が徐々に溶けていくことです。この症状は骨の表面から始まり、一度溶け始めた部位から連続的に進行して、周囲の骨へと影響が広がっていきます。骨が溶けた部位では痛みや腫れが生じ、骨が脆くなることでわずかな外力でも骨折する病的骨折や、背骨が曲がる、手足が短くなる、脊髄神経の障害などの症状が現れます。

さらに、異常な構造のリンパ管組織が体のさまざまな臓器で増殖することで、その影響を受けた臓器特有の症状も出現します。

たとえば、溶けた骨の周囲からリンパ液が漏れて胸部に影響が及んだ場合、胸部に水が溜まる胸水を引き起こし、息切れや喘鳴(ぜんめい)(ゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音)、呼吸困難などの症状がみられます。また、腹部に病変が生じた場合には、腹水(お腹に水が溜まること)によるお腹の張り、吐き気、食欲低下などが現れることがあります。

最終更新日:
2025年05月09日
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2025/05/09
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ゴーハム病

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