治療
腸チフス、パラチフスともに、内服や点滴などの抗菌薬を用いた治療が行われます。
ニューキノロン系や第三世代セファロスポリン系、アジスロマイシンなどが用いられますが、どの抗菌薬も全ての症例で効果が期待できるわけではありません。菌の種類や流行地域によって抗菌薬の効き目が異なるため、治療前に血液培養検査を行い、検出された菌と抗菌薬との感受性を調べたり、状況に応じて使用する薬剤を調整したりして抗菌薬が決定されます。
なお、適切な抗菌薬を使った場合でも解熱までには数日かかることがあります。また、治療が終わっても再発の可能性や排菌の可能性があるため注意が必要です。
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