治療
プラダー・ウィリ症候群は染色体の異常による先天性の病気であり、現時点では根本的な治療法はみつかっていません。しかしながら、肥満や糖尿病などの身体症状に加え、認知機能や精神発達への影響も認められるため、それぞれの症状に応じた治療が必要となります。
治療の中心となるのは、過食による肥満を予防するための食事療法や運動療法です。肥満や筋肉量の減少といった体組成異常に対しては成長ホルモン治療を行うことができます。また、性ホルモンなどの不足を補うためのホルモン補充療法が必要な方もいます。さらに、認知機能や精神発達の遅れに対しては、療育や職業訓練などを通じて、社会生活を営めるようになることを目的として支援を行っていきます。
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