症状
ボツリヌス毒素に汚染された食品を摂取して、およそ半日から2日後に症状が現れます。筋肉を動かすにはアセチルコリンと呼ばれる伝達物質が重要ですが、ボツリヌス毒素はこの伝達物質の働きを阻害します。そのため、筋肉が思うように動かず麻痺症状が現れるのです。
たとえば、まぶたが落ちる眼瞼下垂、ものが二重に見える複視、飲み込みや発語が悪くなる、上肢や下肢の麻痺などの影響があります。横隔膜を始めとした呼吸筋も麻痺してしまい呼吸機能障害を呈することもあるため、ときに呼吸困難などを起こすこともあります。
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