原因
マールブルグ病は、フィロウイルス科に属するマールブルグウイルスによって引き起こされる感染症です。このウイルスは、エボラウイルス病の原因となるエボラウイルスと同じ種類であり、感染すると特徴的な出血症状が現れます。
感染源や感染経路の詳細については、いまだ不明な点が多いものの、フルーツ・コウモリが宿主として指摘されています。ウイルスを保有したコウモリが生息する鉱山や洞窟での滞在が人への感染のきっかけとなると考えられており、その後、人から人へと感染が拡大します。
人から人への感染は、主に患者の血液や体液との直接接触によって起こります。また、患者の血液や体液が付着した寝具や衣類に触れることで、皮膚の傷口や粘膜を通じて感染する可能性もあります。具体的には、患者との性的接触や同居、介護・看護などの状況下での感染例が報告されています。
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