まーくぶるぐびょう

マールブルグ病

俗称/その他
マールブルグ出血熱
最終更新日:
2024年12月19日
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2024/12/19
更新しました
2017/04/25
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症状

マールブルグ病はエボラウイルス病に類似した症状がみられます。ウイルス感染から発症までの潜伏期間は2〜21日間で、その後突然の発熱や頭痛筋肉痛、背中の痛み、喉の痛みなどの初期症状が現れます。発症から数日後には激しい嘔吐が繰り返し起こり、下痢などの消化器症状が伴うこともあります。

発症から5日目以降は、皮膚に紫色の斑点状の発疹(紫斑)が現れます。これは出血症状の1つです。症状が進行すると、全身状態が悪化し、鼻や歯ぐき、肛門、性器など全身からの出血がみられるようになります。さらに、精神の錯乱や多臓器不全*などの重篤な合併症を引き起こします。全身のさまざまな部位からの出血により、重度の失血(血液が大量に失われた状態)やショック状態**を引き起こし、命に関わることもあります。

*多臓器不全:心臓、肺、肝臓、腎臓など体にとって重要な臓器が2つ以上同時に正常にはたらかなくなる状態。

**ショック状態:急激な血圧低下や臓器への血流不足により、生命が危険にさらされる状態。

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