めびうすしょうこうぐん

メビウス症候群

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治療

メビウス症候群の治療は、麻痺症状を生じている神経症状に対する対症療法が中心になります。閉眼が顔面神経の麻痺症状でできない場合、点眼薬でドライアイを予防したりします。

また、メビウス症候群では、嚥下(えんげ)(口の中の食物を飲み込むこと)や呼吸に影響を及ぼすこともあります。嚥下機能に関連して哺乳や摂食が障害を受けることもあるため、チューブを利用した経管栄養や、ときに胃瘻(いろう)を造設することもあります。呼吸障害に対しても、酸素や人工呼吸管理をすることがあり、ときに気管切開から慢性的な呼吸補助が必要になることもあります。

骨の異常を伴う場合には、装具や手術などの整形外科的な治療をすることがあります。

メビウス症候群は、症状の出方が千差万別であり、同じ神経の麻痺であっても治療介入を要することもあれば、経過観察で対応可能なこともあります。症状に合わせて適切な治療方法を選択することが重要です。

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