治療
リンパ管拡張症の治療方針は、発症原因によって異なります。
先天性リンパ管拡張症について、現状では根本的な治療方法がありません。そのため、症状に応じて不足したタンパク質や血液中の成分を補充するなどの対症療法が行われます。加えて、リンパ管への負担を軽減するための食事療法や生活習慣の改善も行われます。ごくまれですが、症状が重く、病変が広範囲でない場合には病変を切除する手術が検討されることもあります。
後天性リンパ管拡張症の場合は、原因となっている病気やけがの治療を優先的に行います。併せて、リンパ管拡張症による症状の緩和を目的とした対症療法が実施されます。
最近では、リンパ液の漏れに対しては、リンパ管造影をしながらリンパ管を塞栓して漏れを止める治療なども行われることがあります。
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