治療
レム睡眠行動障害では、本人やベッドパートナーがけがをする可能性もあるため、まずは危険を回避するための対策を行います。具体的にはけがを起こすようなものを寝室からなくす、クッションをおいてけがをしにくくするなどの環境づくりが挙げられます。
症状はストレスや過度の飲酒、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の合併を原因として増悪することもあるため、ストレスを軽減するリフレッシュ方法を日常生活に取り入れる、飲酒量を減らすなどの適切な対応を心がけることも重要です。また、増悪因子が改善された後もけがをするリスクが高い場合や睡眠に支障をきたす場合には、薬物療法が検討されます。
レム睡眠行動障害は、経過中にパーキンソン病などの神経疾患の発症を見ることもあります。必ずしも発症するわけではないのですが、ストレスの軽減を心がけるとともに定期的に医療機関を受診することも大切です。
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