原因
乳幼児突然死症候群に明らかな原因はありませんが、生後早期の不安定さ、脳幹の機能異常、風邪などストレスなどが関係しています。
生後2〜6か月ごろは、まだ生まれた後のこの世界に適応しようと頑張っている時期です。そのため、脳や心臓のはたらきが不安定です。このようなときに、うつ伏せ寝や風邪などのストレスを受けると乳幼児突然死症候群を発症しやすくなります。
実際に、乳幼児突然死症候群を発症した赤ちゃんの約半数は風邪などの感染症にかかっています。
そのほかにも、睡眠や呼吸などを調節する脳幹部の機能異常が関与しています。脳幹部に異常があると、鼻や口が塞がれても息苦しさを感じられず抵抗できません。脳幹部に異常が生じる原因ははっきりとは分かっていませんが、母親など身近な大人の喫煙、未熟児や低出生体重児、遺伝子の異常などが関係していると考えられています。
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