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にゅうかんないにゅうとうしゅ

乳管内乳頭腫

最終更新日
2017年04月25日
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2017/04/25
掲載しました。

概要

乳管内乳頭腫とは、乳汁の通り道である乳管内に発生する腫瘍(しゅよう)のひとつです。

乳管内乳頭腫でみられる腫瘍は良性腫瘍です。しかし、血性分泌物がみられたり、しこりとして認識されたりすることもあり、乳がんと類似する症状がみられることがあります。

そのため、乳がんとの鑑別(見分けること)をしっかりおこなうことが重要です。

原因

乳管内乳頭腫は30〜50歳代の女性に発症することの多い病気といわれています。

乳がんでもみられるような症状が起こることもあり、乳がんと合併することもあります。しかし、乳管内乳頭腫のはっきりとした原因はわかっていません。

明確な原因は不明ですが、乳管内乳頭腫の発生には女性ホルモンが関与している可能性が示唆されています。

症状

乳管内乳頭腫は、乳頭からの分泌物をきっかけに疑われることがあります。乳頭からの分泌物は水のように透明なこともありますが、血が混じっていることもあります。

また、乳管内乳頭腫は、しこりとして認識されることもあります。乳管内乳頭腫ができる場所は、乳頭の近くであることが多く、しこりを触れる場合も乳頭の近くであることが多いです。ただし、乳頭から離れた場所にしこりができることもあれば、まったくしこりを触れないこともあります。

こうしたしこりは片側の乳房だけでなく、両側の乳房でみられる場合もあります。

検査・診断

乳管内乳頭腫は、自覚症状がまったくない状態でも、マンモグラフィといった画像検査で指摘されることがあります。また、乳管内乳頭腫の検査として、超音波検査、MRIといった画像検査も行われます。MRIに際しては造影剤を用いることもあります。

乳管内乳頭腫では、しこりとして認識されず分泌物のみみられることがあります。上記のような画像検査で評価できない場合に、乳管造影、乳管内視鏡などといった検査を行うこともあります。

また、分泌物を用いた検査も重要です。具体的には細胞診を行い、顕微鏡を用いてどのような異常細胞がいるかどうかを評価します。さらに、CEAと呼ばれる物質を測定することもあります。

治療

乳管内乳頭腫は、乳がんとの鑑別を確実にするために、病変部位の切除が行われます。切除された病変を顕微鏡で観察する病理検査を行うことで、両者の鑑別を行ないます。乳房をすべて切除するというわけではなく、傷口は小さくすむことが多いです。

乳管内乳頭腫の症状は乳がんと類似しており、治療後に再発することもあります。そのため、疑わしい症状が出現した段階から、治療、その後の状態の把握も含めて、医師による慎重な経過観察を受けることが重要です。

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