にゅうかんかくちょうしょう

乳管拡張症

最終更新日:
2024年11月08日
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2024/11/08
更新しました
2017/04/25
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治療

通常は治療の必要はありません。日常生活に影響するほどの症状がみられる場合には症状に応じた対症療法が検討されます。

乳頭からの分泌物がみられる場合、軽度であれば経過観察を行いますが、分泌物によって不快感が生じている場合は温湿布で乳房を温めて分泌物の排出を促したり、分泌物を吸収するパッド付き下着を着用したりします。

乳管拡張症は非感染性疾患ですが、症状や検査結果から乳管周囲炎などの乳腺炎が疑われる場合は、抗菌薬と鎮痛薬が処方されます。また、乳頭が陥没していると汚れが溜まりやすく、分泌物により不衛生な状態となり乳頭部に感染を生じ(のうよう)が形成された場合は、切開して膿を出す処置が必要になることもあります。

参考文献

  1. Mohammed AA. Mammary duct ectasia in adult females; risk factors for the disease, a case control study. Ann Med Surg. 2021, 62: 140-144.
  2. Hamwi MW, et al. Mammary duct ectasia. In StatPearls. StatPearls Publishing, 2023 July 17.
  3. Harris JR, et al. Periductal mastitis and duct ectasia. In Disease of the Breast, 3rd edition. Lippincott Williams & Wilkins, 2004; 50-51.

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