検査・診断
亜鉛欠乏症は以下の基準を満たすことで診断されます。
(1)亜鉛が不足することによる症状があること
(2)早朝空腹時の血清亜鉛値が80㎍/dL未満であること
(3)その他の病気が否定できること
(4)亜鉛を補充すると症状が改善すること
特に(4)は亜鉛欠乏症を診断するうえでもっとも重要な所見です。また、血清アルカリフォスファターゼ(ALP)の低値は診断の参考になります。なお、低亜鉛血症は(2)のみが当てはまるものを指します。
亜鉛欠乏症が疑われた際にもっとも重要な検査は血液検査であり、血清亜鉛値やアルカリフォスファターゼ値の測定が行われます。また、場合によっては、そのほかの病気を否定するために、ほかの血液検査やCT、MRIなどの画像検査が必要となることもあります。
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