治療
伝染性単核症に対する特異的な治療は現時点では存在しません。基本的には自然に治癒する病気であることから、対症療法を行いながら回復を待ちます。
たとえば、発熱や喉の痛みなどに対しては、解熱鎮痛剤であるアセトアミノフェンなどが使用されることがあります。また、重篤な肝障害、気道閉塞、高熱が持続する場合は副腎皮質ステロイドを全身投与することもあります。
注意すべき点として、ペニシリン系抗菌薬に対して過敏反応を示しやすいため、細菌の混合感染に対して抗生剤を使用する場合にはペニシリン系は避ける必要があります。
また伝染性単核症では、脾腫の症状が認められることがあります。この場合、運動を行うことで脾破裂を引き起こすことがあるため、発症から3週間程度は運動を避ける必要があります。
医師の方へ
「伝染性単核症」を登録すると、新着の情報をお知らせします