でんせんせいたんかくしょう

伝染性単核症

(伝染性単核球症)

最終更新日:
2022年02月21日
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2022/02/21
更新しました
2017/04/25
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症状

伝染性単核症はEBVの初感染から約4~6週間の潜伏期間を経て、発熱、リンパ節腫脹(しゅちょう)咽頭炎扁桃炎(へんとうえん)脾腫(ひしゅ)、肝腫大、倦怠感、頭痛、腹痛、悪心、嘔吐、皮疹(ひしん)などの症状をきたします。皮疹は約20%にみられ、しばしば麻疹様〜風疹様の紅斑を示します。

血液検査では、しばしば白血球増多、リンパ球増多、異型リンパ球の出現、好中球減少、血小板減少がみられます。また多くの症例で肝機能異常を認めます。

発症から2週間程度は頸部(けいぶ)のリンパ節の腫れや咽頭炎の症状が強く、その後脾腫の頻度が高くなることが知られています。症状は2~3週間で自然に軽快することが多いですが、発熱が1か月以上続くこともあります。

まれに、脾破裂、脳炎、自己免疫性貧血などの合併症がみられることもあります。特に脾腫がみられる場合は脾破裂のリスクが高くなるため、腹痛の症状が認められた場合は脾破裂を疑う必要があります。

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