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いんとうえん

咽頭炎

最終更新日
2018年08月22日
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2018/08/22
掲載しました。

概要

咽頭炎とは、咽頭に炎症が生じた状態を指します。ウイルスや細菌などの感染を原因として発症します。

咽頭炎では、のどの症状だけでなく、発熱や倦怠感(全身のだるさ)、吐き気といったさまざまな症状が現れることがあります。さらに、原因となるウイルスや細菌によっては、肺炎や脳症などの合併症が起こる可能性もあるため、注意が必要です。

原因

咽頭炎の原因となる病原体は多岐に渡りますが、ウイルスであれば、インフルエンザウイルスやEBウイルス、単純ヘルペスウイルスなどが挙げられます。

インフルエンザウイルスは冬季に流行する傾向があり、EBウイルスはキスなど唾液の接触を原因として感染が広がります。EBウイルスで発症する咽頭炎は、伝染性単核症と呼ばれます。

細菌感染を原因として発症する場合、溶連菌が原因で発症すると、腎臓や心臓に合併症が引き起こされる可能性もあるため注意が必要です。

症状

咽頭炎では、喉の痛みや違和感、ものを飲み込んだときの痛みが症状としてあらわれます。特にお子さんの場合には、唾液の飲み込みにも支障をきたすことから、よだれが多くなることがあります。また、のどの痛みに関連して水分や食事がうまく摂取できなくなると、脱水症状を起こすこともあります。

さらに、こうしたのどの症状だけでなく、以下のような症状が現れることもあります。

  • 発熱
  • 倦怠感
  • くびのリンパ節の腫れ
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 腹痛

などです。

溶連菌が原因の場合には、リウマチ熱や糸球体腎臓や心内膜炎などの合併症が生じることがあり、血尿や息切れ、心雑音などがみられることもあります。

また、インフルエンザウイルスが原因となっている場合には、肺炎や脳症の合併に注意する必要があります。

検査・診断

咽頭炎は、いわゆる風邪として発症するため、診断はのどの状態などを詳しく診察することで行われます。また、場合によっては、どのような病原体が原因となっているかを確認するための検査を行うこともあります。

インフルエンザ溶連菌が病原体として疑われる場合には、綿棒を使用してのどや鼻から検体を採取し、迅速検査を行うことがあります。また、咽頭の細菌培養、血液検査などを行うこともあります。

胸部レントゲン写真や頭部MRI検査、心エコー、心電図、尿検査なども状況に応じて検討されます。

治療

咽頭炎の治療は、対症療法が中心となります。喉の痛みや発熱に対して解熱鎮痛剤を用いたり、脱水にならないよう食事形態を工夫して水分摂取を心がけたりします。

インフルエンザの場合には抗インフルエンザ薬の使用が有用です。また、溶連菌の場合には抗生物質を利用することで、周囲への感染拡大を予防するばかりでなく、リウマチ熱や糸球体腎臓や心内膜炎などの発症予防となります。

咽頭炎は、風邪の一環として発症することが多いため、インフルエンザの流行に合わせて予防接種を行うことや、日頃から手洗いやうがいを徹底するなどの予防策を講じることも大切です。

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