治療
原因疾患の治療
低血圧の原因が特定できるものについては、原因疾患に対応した治療が必要です。甲状腺機能低下症が原因であれば甲状腺ホルモンの補充療法を行い、糖尿病が原因であればインスリンや血糖降下剤を用いて血糖コントロールを行います。
対症療法(生活習慣の改善)
原因疾患の治療に加えて、対症療法的な治療を行うことも大切です。睡眠不足や疲れに関連して低血圧症を生じやすくなるため、規則正しい生活スタイルをとりストレスを溜め込まないことが大切です。塩分や水分を適切に摂取すること、適度な運動を行うことも効果が期待できます。
起立性低血圧の治療
起立性低血圧では、立つ動作に関連して症状が出現します。そのため、立ち上がるときには転倒の可能性を考えて、ゆっくりと慎重に動くことが大切です。また、弾性ストッキング、弾性腹帯などの弾性着衣を使用することも効果的です。
医師の方へ
低血圧症について
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