症状
凍瘡の主な症状は、皮膚の赤みや腫れ、かゆみや痛みです。特に手足の指先や鼻先、耳たぶなど体の中でも末端に存在する部位に発症します。
凍瘡の症状が生じやすいのは、寒暖差がある環境にいる(いた)場合です。そのため、お風呂に入った後や眠る前など体が急に温まったときにも症状が現れることがあります。また、悪化すると患部に水ぶくれや傷がえぐれたような潰瘍が生じ、そこから細菌感染が生じることもあるため、注意が必要です。通常は気温が上がると症状は自然に改善します。
凍瘡の腫れ方は大きく次の2種類に分けられます。
- 樽柿型(T型)……患部全体が変色と腫れをきたす状態です。特に子どもに多いといわれています。
- 多形紅斑型(M型)……皮膚のところどころに赤みのある腫れが複数生じる状態です。特に大人に多くみられるといわれています。
ただし、T型とM型の中間のような症状を示す場合もあります。
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