治療
凍瘡の症状が軽い場合は保温で改善することもあります。症状が続く場合は、主にビタミンEの内服薬や外用薬による薬物療法が行われます。通常は季節の移り変わりとともに、自然に治癒します。
保温
寒いときは防寒着やカイロなどを使用して、できる限り保温に努めましょう。手足が濡れたままでいたり、汗をかいたりした後は急激に体温が下がり、凍瘡が生じやすくなります。濡れた場合はすぐに水分を拭き取り、必要に応じて衣服を着替えるなどの対応をすることが大切です。
薬物療法
主に血行を改善するビタミンEのぬり薬を患部に塗布します。症状を繰り返す場合は予防としてビタミンEの内服薬が処方されることもあります。そのほか症状に応じて、保湿薬やかゆみを抑えるステロイド、冷えや血流を改善する漢方薬などを用います。水ぶくれや傷が生じるような重い凍瘡の場合、自己免疫疾患など全身疾患を伴う場合は、血管拡張薬が処方されたり点滴が行われたりします。
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