検査・診断
分娩停止に対する検査では、その主原因である微弱陣痛や回旋異常、児頭骨盤不均衡があるか否かを確認することが必要です。通常、微弱陣痛の評価には、胎児心拍数陣痛図を使い、母体のお腹に小さな器械をつけて陣痛の持続時間や間隔を評価します。回旋異常の診断は、内診や超音波検査により行います。
また、児頭骨盤不均衡に対しては、お母さんの体格や胎児の推定体重等から総合的に評価します。こうして、医師や助産師による内診(分娩の進行具合の評価)、そして分娩開始からの経過時間などを総合的に考え、分娩停止かどうかの判断がなされます。
分娩停止の診断には、前述した「分娩の上限時間」を超える必要は必ずしもなく、「このままでは分娩が進まず、まず間違いなく正常な時間内には出産に至らないだろう」と考えられる場合にも、分娩停止と診断されることがあります。
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