原因
主な原因は、「胎児」、「娩出力」、「産道」の3つのカテゴリーに分類して考えられます。
まず「胎児」による原因としては、巨大児(4,000gを超えるような大きい胎児)、胎位異常(骨盤位:逆子など)、胎向異常(反屈位など)などが挙げられます。「娩出力」とは陣痛の強さと頻度のことを指し、微弱陣痛(分娩の進行には不充分な弱い・少ない陣痛)が代表的な原因になります。「産道」とは胎児が通過する母体の通り道(骨盤や腟など)のことで、ここでは胎児骨盤不均衡(CPD)、つまり胎児と骨盤の大きさのバランスが悪く、うまく通過していけないことが原因となります。
そのほかに、長時間の陣痛による母体の疲労や、無痛分娩が原因となって微弱陣痛となり、分娩停止が起こることがあります。
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