症状
損傷された神経の部位によって症状が異なります。もっとも多くみられる腕神経叢麻痺では、上腕型(Erb麻痺)と前腕型(Klumpke麻痺)があり、前者では腕を上げる動作が難しくなり、後者では手や指の運動障害や把握反射の消失などが起こります。
その他、顔面神経麻痺は顔面の筋肉に関係する神経の損傷によって発生するため、表情を変えたり口を開閉したりするなどの運動に支障が出る可能性があります。一般的に腕神経叢麻痺以外の分娩麻痺は一過性、つまり短期間かつ一時的なものが多く、経過をみている間に徐々に改善します。
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