ぶんべんまひ

分娩麻痺

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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原因

分娩麻痺の原因は、体の筋肉を動かすいずれかの神経を損傷することです。代表的な神経は、腕神経叢、顔面神経、頸髄の神経根という部分です。これが分娩時や、娩出時に赤ちゃんの体を引っ張る際などに損傷することで起こります。

もっとも多くの原因となる腕神経叢は、腕にいく神経の束で、脊髄(背骨の中を通って脳とつながっている神経)とつながっています。この腕神経叢が損傷して完全に麻痺した場合、腕はまったく動かなくなり、部分的に麻痺した場合には腕の一部の動きが障害されてしまいます。

分娩麻痺のリスクとして「巨大児」がありますが、これは赤ちゃんの体格が大きいために物理的圧迫を受けやすいこと、娩出時の牽引を通常より強い力で行う必要があること、また鉗子・吸引分娩が必要となる可能性が高くなることなどが要因となり、分娩麻痺の発生確率を上げてしまうと考えられています。

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