かがくねっしょう

化学熱傷

別名
化学損傷
最終更新日:
2020年08月31日
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2020/08/31
更新しました
2017/04/25
掲載しました。
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治療

治療として最も優先されることは原因物質の除去です。化学熱傷の多くは酸やアルカリによるもののため、応急処置として皮膚や目など損傷した部位をただちに流水でよく洗浄し、汚染した衣類を除去します。十分な洗浄を行なった後、軟膏薬とガーゼなどの保護材により被覆します。判断に迷った場合には、医療機関に問い合わせるようにしましょう。

広範囲熱傷や気道熱傷の場合、入院となり、熱傷範囲や尿量を参考にして輸液管理が行われます。気道狭窄が起こっている場合には気管挿管、人工呼吸管理が行われます。

化学熱傷が生じたときの注意

酸やアルカリの物質により損傷してしまった時に、反対の性質の物質をかけて「中和」させると、中和により熱が発生する危険や、中和剤による新たに化学熱傷を発生させる可能性があり非常に危険です。ただし、フッ化水素に対するグルコン酸カルシウムやフェノールに対するエタノールのように、化学熱傷に対する中和剤が有効な特殊例もあります。

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