症状
化膿性骨髄炎が発症しやすい部位は、小児期であれば上腕骨や大腿骨などの長い骨であり、年齢が高くなると脊髄なども含まれるようになります。急性経過をたどる急性化膿性骨髄炎では発熱、全身倦怠感などの症状から始まります。その後、炎症が生じている骨に関連した痛み、皮膚発赤、腫れなどをみるようになります。経過によっては近傍の関節も炎症を示すことがあり、関節の動きにも影響を及ぼすことがあります。
急性化膿性骨髄炎が治りにくい場合や、糖尿病病変に関連して発症している場合には、慢性的に経過することもあります。徐々に病変が形成されるような場合には明らかな臨床症状を呈することなく、数か月から数年経ってから骨の痛みや周囲の皮膚感染症状、膿の排泄などをみることもあります。
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