症状
学童期の男児に多く発症し、頬や顎の周りなどにいくつかの皮疹が現れます。皮疹の大きさは数cmに止まり、円形~類円形の形状をしています。また、不完全な脱色素がみられ、白~淡紅色のまだらな色調を示します。また、皮疹の正面は細かい米ぬかのような鱗屑に覆われ、周辺の正常な皮膚よりやや盛り上がりがみられることもあります。
不完全な脱色素のため、皮疹の存在自体が気づかれないこともありますが、夏に日焼けをすると目立つのが特徴です。また、冬から春にかけて乾燥する時期に表面の落屑が増えるなどの悪化がみられることがあり、軽度のかゆみを伴うことも少なくありません。
医師の方へ
「単純性顔面粃糠疹」を登録すると、新着の情報をお知らせします