らんえんこうかいぞんしょう

卵円孔開存症

最終更新日:
2020年09月25日
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2020/09/25
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治療

卵円孔開存症による奇異性脳梗塞と診断された場合は、まずは神経内科、脳外科などで脳梗塞に対する薬物治療やリハビリなどの治療が行われます。その後、脳梗塞の再発予防のために以下のような治療が行われます。

薬物療法

アスピリンのような抗血小板薬や、ワルファリンカリウムなどの血をサラサラにする抗凝固薬の内服を行います。

カテーテル治療

卵円孔開存により脳梗塞の再発リスクが高いと判断された場合は、カテーテル治療が選択されます。2019年からは日本でもカテーテルを用いて卵円孔を閉鎖する器具を留置する治療が認可されました。右心房と左心房の間に開存するPFOを行き来する血流を遮断するように作られた器具(デバイス)をPFOの穴にはめ込んで塞ぎます。カテーテル治療は通常、ふとももの付け根(そ径部)から細い管を入れて行います。局所麻酔または全身麻酔を用いて1~2時間程度で行われる、体への負担が小さい治療法です。

手術

カテーテル治療の進歩により手術が行われるケースは少なくなっていますが、カテーテル治療が困難な場合や、その他に心臓手術の必要な病態を合併している場合は、脳梗塞の発症を防ぐためにも手術によって卵円孔を閉鎖することがあります。

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