検査・診断
卵円孔開存症が疑われる場合は次のような検査が行われます。
心臓超音波検査
体表面や食道から心臓に対して超音波を当て、心臓の形、動き、血流などを観察する検査です。卵円孔開存症は通常は血流の異常が生じないため、息を止めるなど右心房の圧が上昇する状況を作り出しながら検査を行います。卵円孔開存の有無を調べるために必須の検査となるため、疑われた場合は第一に行われます。
心電図検査
心臓を構成する筋肉の電気的な動きを記録するための検査です。心電図検査のみでは卵円孔開存の有無を評価することはできませんが、奇異性脳梗塞が疑われた場合、他の原因による脳梗塞(多くは、心房細動という不整脈から生じる脳梗塞)を除外する目的で、心臓に電気的なはたらきの異常がないか確認するために行われることが一般的です。
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