治療
収縮性心膜炎に対する根本的な治療は、手術による異常な心膜の切除です。柔軟性を失った心膜を切除することで、心臓が十分に拡張できるようなスペースを作ります。
一方、内科的な治療が行われることもあり、全身の浮腫などの心不全症状を改善するために利尿剤を使用したり、過剰な水分貯留を避けるために、水分や塩分の摂取を制限したりします。
収縮性心膜炎の経過は、基本的には進行性であると考えられています。したがって、あまり内科的な治療で粘るのではなく、早期の段階で手術を行うことが重要であると考えられています。また、収縮性心膜炎は、何かしらの基礎疾患をもとにして発症することがある病気ですので、基礎疾患に対しての治療も必要とされます。
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