原因
四肢麻痺の原因のひとつである脊髄(頚髄)損傷は、このような場合におきます。
- 交通事故
- 高い場所からの落下
- 転倒
など
多くの場合は、交通事故や、高い場所からの落下によって首のあたりを負傷することでおこります。一方で、高齢の方では転んだり、しりもちをついたりといった軽い衝撃で頚髄損傷をおこしてしまうこともあります。これは「非骨傷性頚髄損傷」とよばれ、高齢化が進む日本では増加傾向にあります。
こうした原因によって脊髄(頚髄)を傷つけてしまうと、四肢に麻痺があらわれる可能性があります。
脊髄は脳からつながって伸びる神経幹で、脳からおりてきた運動にかかわる指示は脊髄を通じて全身へ伝わっていきます。そのため脊髄のなかでも上のほうが傷つくか、下のほうが傷つくのかによって、麻痺のあらわれかたはことなります。
上のほう(首のあたり)に位置する脊髄である「頚髄」を受傷したときには、脊髄の上位のところに損傷を受けることになります。そのため下肢(あし)だけでなく上肢(手)にも麻痺があらわれ、四肢麻痺となる可能性が考えられるようになります。
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