がいしょうせいききょう

外傷性気胸

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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治療

外傷性気胸の治療は、重症度によって異なります。呼吸状態や循環動態の安定している軽度の気胸であれば、安静を保つことで自然に改善することも充分期待できます。

しかし、肺から胸腔内に漏れ出ている空気の量によっては、積極的な治療対象になります。特に、ショック状態を呈する緊張性気胸や両側の肺が著しく損傷を受けている場合には、早期の治療介入が必要です。具体的にはチューブを挿入し、胸腔ドレナージと呼ばれる手技により空気を胸腔内から外部へと排泄することになります。チューブから排泄される空気の量を観察しながらチューブの抜去タイミングをはかり、空気が再度貯留してこないことを確認しながら経過をみます。胸腔ドレナージで治癒が期待できない場合には、手術介入も検討されます。

また、外傷性気胸では気胸以外の臓器損傷を伴うこともあるため、合併損傷に応じた治療介入も必要とされます。

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