がいいんじょうひないしゅよう

外陰上皮内腫瘍

最終更新日:
2018年08月28日
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2018/08/28
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治療

治療を行う必要があるかどうかは、外陰上皮内腫瘍の性質により異なります。

  • LSIL:無治療でも自然に治まり消えるものが多いため、基本的に経過観察となります。
  • HSIL:一部はがん化することがあるため、一人ひとりの状態に応じて治療を行うかどうか選択されます。
  • dVIN:悪性度が高い傾向にあるため、治療が必要です。

手術

治療の第一選択は切除手術です。外陰部に切除を加える手術に際しては、病変部位を完全に取り除くことだけでなく、性交障害や排尿時の異常を最小限に抑えることや、患者さんの精神的な苦痛を軽減することも重要です。

そのため、可能な場合は外陰部の深い部位まで切除を加えない剥皮(はくひ)的な方法や、陰核(突起部分・クリトリス)を残す方法が検討されます。また、広範囲を切除しなければならない症例では、切除後に皮膚移植による外陰形成術も追加されることがあります。

薬物治療

LSILやHSILの一部に対し、塗り薬が用いられることがあります。ただし、塗布薬の有効性ははっきりと確認されているわけではなく、現時点では研究段階にあります。(2018年8月時点)

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